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左官の仕事 [住宅]

昨日夕方尾張旭市内のH邸に左官の塗り調子の確認に行った。前にも書いたが、左官仕上の壁は30cm角程度の見本では全体の感じがわからないし、イメージを言葉で伝えることは難しいので、現場で職人さんと直に話をするのが正確で早い。
この写真は試し塗をしている職人さんの姿である。
DSC_0010.JPG
左官の仕事は一枚の壁を一気に仕上なくてはならないそうで、試し塗りはなるべく面積の小さい面で、且つ目立たないところでやるのが良い。

職人さんの世界はなかなか奥深いところがあるので、色々話を聞くのが僕は好きなのだが、道具の話がやっぱり面白い。何種類もの鏝(コテ)を使って仕事をするそうだが、コテにも焼きが甘い鉄の物と焼きが強い鉄の物とがあるそうだが、使う左官材料によって使い分けるとか。また、人によって好みがあるそうで、そこまでいくにはそれなりの時間がかかるそうだ。しかし、そこまでいこうにも仕事がなくては話にならなくて、今の若い職人さんはトレーニングの機会が減っているとのことだった。

時々、予算がないためお施主さんがメインではない部屋の壁を塗りたいという時があるが、やっぱりうまくいかなくて結局はプロに任せたという話があった。一見簡単そうに見えるが、やはりそれなりの訓練がいるのだ。いや、簡単そうに見せているからこそプロの仕事とも言える。
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コメント 2

Ken坊

いやん、さかぁん。

大変申し訳ありませんでした。
by Ken坊 (2011-09-30 00:11) 

namazu

僕は左官屋ではありませんが、恥の上塗りはよくします。
by namazu (2011-09-30 09:27) 

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