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地震・雷・火事・・・ [住宅]

僕が小学校1年生まで住んでいたのは岐阜県吉城郡古川町(現飛騨市)というところ。通っていた小学校の横にお寺があって、そこに地獄絵があった。さほど恐ろしいとは思わなかったが、閻魔大王、三途の川、針の山や人間をゆでている大きな釜など、地獄風景の知識はそこから得た。すさまじい数の鬼たちや、地獄に落とされ裸にされた男女が血みどろになっている姿を見て、「地獄なんて本当にあるわけ無いじゃん」と思いつつ、「出来れば行きたくない」とも思っていた。かわいかったボク。。

今日の朝刊。絵本地獄絵という本が売れているらしい。アマゾンの絵本部門でトップだとか。どうやら親たちがが子供に「わるい事すると地獄に落とされるよ」といいつつこの地獄絵本を見せるため。その効果絶大だとか。確かにあの絵はかなりのインパクトがありそうだ。地獄絵が描かれたのはある意味「みせしめ効果」を狙った先人の知恵。その効果は現代でも通用するということだ。

「地震、雷、火事、オヤジ」という言葉がある。世の中の恐いものランキングであるが、遠の昔のこと。完全なる死語である。オヤジの地位も陥落し、ベスト100にも入らないかも。臭いものランキングなら上位に入る可能性大だが。
オヤジがランキングしていた頃、一家に一台あったわけだから子どもも悪いことをしたらえらい事になると、ブレーキを半分踏みつつ過ごしていたことだろう。そのオヤジもいなくなり、それに代わって絵本地獄が一家に一台のものになった。子供の自制心とはそんなところから形成されるのだろうか。

もし、今の子どもたちにこんな質問をしたらどんな答えが返ってくるのだろうか。

「恐いもののランキングです。
地震、雷、火事・・・。次にくるものは何でしょうか?」

放射能?それともお母さん?

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コメント 4

ken坊

地震、カミナリ、火事・・・・

その次は饅頭が怖いですねぇ。
ついでに熱いお茶も一杯こわい。
by ken坊 (2012-07-05 14:25) 

しましま

私も新聞目に止まりました。
絵本で言うと、「ねないこだれだ」シリーズの、最後まで救われない感じの本、子どもたちは結構好きでしたね。
子どもの心に、こわーい余韻を残す、というのも味わい深い感じでした。

そして、その夕刊の一面片隅の、補助金打ちきりの記事も、ちょっと怖かったわ(^_^;)

しかしなんといっても、一番怖いのは、
人前で、歌っても、踊っても、金髪でも、へーきになってる自分です。。。
by しましま (2012-07-05 15:22) 

namazu

ken坊さま
わたしゃお酒が怖~い。

by namazu (2012-07-05 21:23) 

namazu

しましまさま
補助金打ち切りの記事は、背筋に冷たいものが走りました。
いや、本当に。
ゆとりがあったはずなのにギリギリとは。
世の中は怖いです。
by namazu (2012-07-05 21:29) 

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