SSブログ
前の10件 | -

長浜タワー [街並み]

昨日、家族で滋賀県の長浜に行ってきた。
長浜と言えば当然「黒壁スクエア」だが、一番おもしろかったのはこの建物。

写真 1.JPG

屋上には「長浜タワー」の文字がつけられたミニ東京タワー的な塔が乗り、
外壁には「NAGAHAMA TOWERBILL」の文字がある。

また、最上階にはそりのついた庇が付き、装飾的な手摺が建物を飾っている。

写真 2.JPG

いかにも地方都市の東京への憧れを象徴したような建物である。

美空ひばりや石原裕次郎の時代を色濃く残す、昭和の遺産である。

ウィキペディアでも解説してあるので参照していただければ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E6%B5%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%AB
nice!(0) 

名鉄スカーレット [街並み]

わが街を走る名鉄瀬戸線。先日の4月6日を最後に、風景にもなじんでいた赤い電車が姿を消し、すべてステンレスの銀色電車となった。今日、尾張旭駅近辺にある車庫の近くを通りかかったら、あの赤い電車が今や搬出されようとするところであった。どうやらどこかに運ばれ、解体されるのか。あるいは再び電車としてどこかの土地を走るのか。なぜか「ドナドナ」の歌が頭に浮かんでしまった。
setoden.JPG
nice!(0) 

新年度!

久しぶりの投稿であります。

と言うのも訳がありまして。
このSo-netさん。しばらく前からログインができなくなっておりました。
正確にID、パスワード入力してもだめで、どうしたものやらと思っても
問い合わせるのも面倒で放置しておりました。

そこで本日新年度を迎え、久しぶりに投稿を試みようと、
お客様サポートセンターに問い合わせたところ、
So-net側でIDを変更したとか。

何度かメールで通知したと言われ、それを確認しなかった私が悪い。

しかも、昨年4月にプロバイダを変更した上、全く使っていないオプションまで
契約している状況が判明したのであった。

月々2500円程引き落としされていたの料金が、今の利用状況に合わせれば
108円ですむそうだ。
要するにこの一年間の料金は20分の1くらいで済んだということで
大変な経費の無駄遣いをしてしまった。

しかも、日割り計算はしてくれないとの事で
今月分は満額引き落とさせていただくと、傷の上に塩を塗るような話。

しかし、考えようによっては、経費の無駄をそぐことができたわけで
積年の垢を落としたとも言えよう。

新年度にふさわしき話ととらえていただければと思うのである。

もう一つ新年度にふさわしい話題を。

我が家の長女が今日から社会人である。

長年の勉学?期間を経て、ようやく巣立ちの日を迎えることができた。

親としての責務を一つ終えたという感慨があるかと言えば、
あるようでもあり、ないようでもあり。

今日までお世話になった、先生方、親族のみなさま、友人など
彼女がお世話になった皆様に感謝申し上げます。

今まで培ったスキルを社会のために生かしつつ
充実した日々を送ってもらいたいものである。


nice!(0) 

偽装建築士対策 [雑感]

昨日、建築確認検査機関に確認申請を提出に行ったときの話。

書類の審査が一応完了し、あとは確認済証の発行を持つ間の時間、
対応していただいた方が横にあるパソコンを開いて何やら入力しておられる。

開いたページは「建築士データーベース」のサイト。
一級建築士の番号を問われその番号を入力すると私の情報が出てきた。

私が正式な資格者であるかはもちろんのこと、指定講習を受けているかや、
業務停止命令を受けていないかなどの情報が入手できるシステムのようだ。

最近時折新聞紙上に報道されている建築士偽装事件。
その事件に対応したシステムのようで、私の知らないうちに開発されていたのだった。

かれこれ十年ほど前。
ここ名古屋で建築士偽装事件があった。姉歯事件も相まって、建築士による不祥事が社会的にも
クローズアップされたこの頃、この報道が地方版では大きく取り上げられたのだった。

業界でも転地をひっくり返す、程ではないにしろ大きな話題にもなり、
偽装建築士のイニシャルを取って「N氏事件」と言われた。

私のイニシャルも「N」。

当時あるお方に言われた。
「N氏とはお前のことだと思っとたぞ!」と。

なんでやねん!!

この悲しい記憶を「建築士データーベース」で呼び覚まされた私なのでありました。

花餅 [地域]

写真.JPG
花餅と言う。

僕の田舎である飛騨地方で昔から正月飾りとして各家庭の正月を彩っている。

雪国である飛騨地方は冬になると草花がなく、正月を華やかにするものが無かったため、枝に紅白の餅を巻きつけ、正月飾りとしていたものである。寒い冬でも今では色とりどりの花が手に入るが、やはりこの花餅が無くては正月らしくない。

この花餅が考案した人、時代は知らないが、この創造力にはとても感心している。

餅は地方色がありそうだから、飛騨地方以外でも似たようなものがありそうだが知らないので、是非とも教えていただきたいものである。

今年はもう少し継続的にブログを書かなくてはと、花餅に誓う新年であります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

地震・雷・火事・・・ [住宅]

僕が小学校1年生まで住んでいたのは岐阜県吉城郡古川町(現飛騨市)というところ。通っていた小学校の横にお寺があって、そこに地獄絵があった。さほど恐ろしいとは思わなかったが、閻魔大王、三途の川、針の山や人間をゆでている大きな釜など、地獄風景の知識はそこから得た。すさまじい数の鬼たちや、地獄に落とされ裸にされた男女が血みどろになっている姿を見て、「地獄なんて本当にあるわけ無いじゃん」と思いつつ、「出来れば行きたくない」とも思っていた。かわいかったボク。。

今日の朝刊。絵本地獄絵という本が売れているらしい。アマゾンの絵本部門でトップだとか。どうやら親たちがが子供に「わるい事すると地獄に落とされるよ」といいつつこの地獄絵本を見せるため。その効果絶大だとか。確かにあの絵はかなりのインパクトがありそうだ。地獄絵が描かれたのはある意味「みせしめ効果」を狙った先人の知恵。その効果は現代でも通用するということだ。

「地震、雷、火事、オヤジ」という言葉がある。世の中の恐いものランキングであるが、遠の昔のこと。完全なる死語である。オヤジの地位も陥落し、ベスト100にも入らないかも。臭いものランキングなら上位に入る可能性大だが。
オヤジがランキングしていた頃、一家に一台あったわけだから子どもも悪いことをしたらえらい事になると、ブレーキを半分踏みつつ過ごしていたことだろう。そのオヤジもいなくなり、それに代わって絵本地獄が一家に一台のものになった。子供の自制心とはそんなところから形成されるのだろうか。

もし、今の子どもたちにこんな質問をしたらどんな答えが返ってくるのだろうか。

「恐いもののランキングです。
地震、雷、火事・・・。次にくるものは何でしょうか?」

放射能?それともお母さん?

これも風力発電機 [建築]

再生可能エネルギーの話題が多いこの頃、電気を自然エネルギーを使って作る設備は数々あるが、見た目で好きなのが風力発電である。太陽光パネルを乗せた住宅が増えてきたが見た目には余り面白くない。それは発電していても、していなくても何ら変化が無いところか。発電中は赤くなるとかなら「ガンバレよ」と励ましたくなるが、日を受けていてもクールなまま。それに比べて風力は風を受ければくるくる回るので見た目にも楽しい感じがする。風車で遊んだ子供の感覚だ。

昨日、金山にある創建さんという会社で開催されている「木のある暮らし展」に行って来た。
北海道の木工作家、都築謙司さんの木の家具の展覧会である。

実は私の友人が経営されている会社はこの創建さん、主要取引先だそうで、展覧会をご一緒させていただいたのである。その友人のおかげで社屋屋上に設置されている風力発電機を見せていただく機会を得ることが出来た。

10年ほど前に風力発電機を設置した家で問題になったのは騒音。あの山や海にある3枚羽のも低周波の問題があって、設置場所に苦労していると聞くが、この発電機は誠に静か。しかも僅かな風でもくるくる回転する。すなわち微風でも発電してしまうというもの。システム全体で160万円と高額ながら、騒音問題が発生せず、初期投資に見合った電気を作ってくれるのなら導入の可能性十分にある。

写真.JPG

また、創建さんでは独自の創建トラスという構造システムをお持ちである。間伐材を使ったトラスシステムだが、この垂直材の部分にこの発電機のプロペラを取り付けてあった。数年前に創建トラスを使って規格住宅の開発に関わらせていただいたが、なかなか難しいところもあった。しかし昨日見学させていただいた設備を拝見したところ、このトラスが可能性を広げていると感じたのである。トラスは3次元的に展開することが出来るシステムなので、風力発電機をどんどん増殖させることが出来るのだ。これはなかなか面白い風景が出来そうだと、ひとりそれをイメージして微興奮した私。

椅子を見に行き、風車に感動し、友人に感謝の展覧会なのであった。


理系女子 [雑感]

今日夕方の天気予報で、
46年前の今日、ビートルズが初来日した・・・
と言っていた。

天気と何も関係ないじゃないかと思っていたら

その前日台風が東京を通過したため飛行機が遅れて
ビートルズの乗った飛行機は午前4時に着いたそうだ。
要するに6月台風の話だ。

はっぴを着た4人がタラップを下りてくる画像は確かに回りは暗いが
それが夜明け前の4時であることを始めて知った。

ちなみに友人のブログによると今日は「肉(29)の日」とのこと。
思わずおなかのたるんだ肉をつまんだ私。

話は変わって
昨日昼に家に帰ると、テーブルの上に娘の置手紙。

「今日は夜勤になりました。・・・・」
要するに、実験のため学校で徹夜するようだ。

続けて
「こんな思いするんだったら理系にするんじゃなかった。
・・・・自分の子供には理系は勧めないかも・・・」

娘はいわゆる理系女子。
女子といえども徹夜もありうる。少しストレスが溜まっているのか?
確かに徹夜はしんどいけど、学生時代に苦労したことは後になっていい思い出になるのだが・・・

それにしてもまだ結婚もしてないうちから自分の子供の将来を気にしているとは、
なんと先まで見越している娘なのだ。僕には考え及ばない。

子供の理科離れがいわれているが、それをそんな理由で助長させてはいかんだろと
思う私だった。

消費増税 [住宅]

民主党内部の造反があったものの、いずれにせよ消費増税法案が成立した。

民主党が分裂しようが、今度の選挙でどこの政党が政権を取ろうが2014年春には消費税が8%になる。また、15年秋には10%とさらに上がることになった。

住宅関連では所得税の控除などで消費増税による消費者の負担増をカバーするようだ。しかしそれでも住宅取得者の負担は間違いなく増える。増税前の駆け込み需要とそのあとのリバンドは確実。この先一体どうなることやら。

私の事務所ばかりではないと思うが、設計を依頼される建築主さんの多くは、全体予算を提示される。工事費、設計監理料、消費税、その他諸経費を合算した金額で提示されるわけだ。設計者はその全体予算の中で、もろもろの経費の配分を検討し、かけられる工事費を算出する。すると今回の消費増税は全体に占める工事費の割合が少なくなるという見方もできる。

そこでちょっと計算をしてみた。
個別条件により変動する諸経費は除き、工事費、設計料、消費税のみの計算である。
また、設計料は工事費の10%としている。

工事費+設計監理料+消費税の予算が2500万円の場合

消費税5%の場合 全体予算に対する工事費の割合は86.6%で2165万円。
8%の場合 割合は84.2%で2105万円
10%の場合 割合は82.6%で2065万円
となる。

消費税が5%から10%にアップすることにより工事費は100万円も少なくなる。すなわち設計者のコストコントロール努力がさらに増すことを意味する。

設計者の仕事は提示された予算内で、よりよい住宅を作ることが使命だ。この「よりよい」という価値観が必ずしも金額に比例するものとは思ってはいない。ゴージャスな材料を使い、高級な設備機器を入れ、広ければよいという価値観ではない。

ゴージャスでなくても、高級機器でなくても、広くなくても、建築的な質がしっかりあり、建築主家族が満足して幸せな生活ができる家ができればよいのだ。そう思えば100万円の工事費削減も何とかなりそうな気がしてくる。


 

M耳鼻咽喉科の雑木林 [建築]

昨日書いた現場の続きであります。

少し遅れてもうお一方ホコリ高き男が現場に到着。

「真打の登場ですね」と私。

すかさずM先生が「落語もされておられるそうで・・・」
(さすがに事前調査が行き届いておられる)

現場に落語家・・・?

いやいやこのお方、名古屋でも有名な造園デザイナー糟谷護さんである。落語家の顔も持ち、高座では鶴羽亭園造と名乗られる。今回竣工披露パーティーで落語をお願いしたわけではなく、本職の造園デザイナーとしてM耳鼻咽喉科のプロジェクトに関わっていただいたのである。

先月末にM先生に糟谷さんご紹介し、造園の方針などを打合せしたうえで昨日造園デザインのご説明をされに来られた。

その5月末の日、糟谷さんから設計者としてどんなイメージを持っているか問われた。先ずは造園デザイナーとして自由に発想していただいた方がよいかと思い、先ずは糟谷さんのイメージを、と答えた私。過去に何回かお手合わせいただいた関係だから、糟谷さんがどのような感じの庭を作られるか、また、私がどのような建築を作るかほぼ手の内は分っている。

だが、発想のきっかけは必要である。

三人で雑談をしているうちにM先生が実をつける植物がお好きなことが分ってきた。そのことを聞いた糟谷さんから、スイッチの入るパチンという音が聞こえた。

「実のなる樹木で雑木の林をつくる」。

昨日の高座、いや、プレゼンではその「実のなる樹木の雑木林」たるデザインを拝見させていただいた。鉛筆で描かれた柔らかなタッチのスケッチにはアプローチとなる前庭、待合、処置室、院長室からの中庭、診察室から見える樹木の梢などが描かれている。風にそよぐ樹木の葉がすれの音が聞こえてきそうな、上手くて味のあるスケッチだ。

M先生も気に入ったご様子で、「庭ができるのが楽しみです」と言っておられた。
もちろん私も。

「昔からそこにあったような、雑木の林にする」が糟谷さんの基本的なデザインの方針だそうだ。

造園の完成は3,4年先になる。
というのは糟谷さん目指す雑木の庭はある程度木が育ち、葉が繁らないといけないから。8月の造園工事完了時点ではまだ不自然な雑木林。いずれどんぐりが落ち、ジューンベリーの実のなる林となる。

気長に見守ろう。




前の10件 | -

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。