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紀伊半島の災害 [住宅]

木造で住宅を設計する時はほぼ100%国産の桧や杉を構造材として使っている僕なのだが、特に紀伊半島在住の方々にお世話になりつつ、とてもよい材料を納品していただいている。特に奈良県吉野の坂口製材さんには何件もお世話になっていて、今日プレカットの打合せをしたM邸の材料も例外ではない。その坂口製材さんは今回台風12号で被害にあった奈良県五条にも工場があり、心配していたところなのだが、坂口さん本人がFaceBookに何かと台風以外のことを書き込んだりコメントしているところをみると、「ああ、大丈夫だったんだな」とお見受けしていた。
が、ふとした思いから、FaceBookに何事もなく書き込んでいたとしても、本当は大変な状況ではないかと心配になり、先ほど直接電話をしてみたのだ。本人いたって元気で、被害もないとの事。ああ、よかったなあ、である。

それにしても今回の災害、木の国紀州は山の国で、土砂災害と背中合わせであることが良くわかった。恐らく被害にあわれた方の中には林業関係の方もおられるだろうし、身体に被害がなくても山の斜面が樹木もろとも崩れた光景を見ると、長年育てた木々の被害も相当であろうと予想できる。

常に言われていることだが、人工林は間伐などの管理をしないと樹木がしっかり根を張ることができず、また、保水力も低下して山が崩れやすく、川の氾濫にもつながる。国産材価格の低迷で今の人工林の多くは放置林で、今回の被害拡大のひとつの要因になっているのではないかと思っているのだ。

とにかく、被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。
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